各町から出た豪華な山車、10数台が「花巻ばやし」を奏でながら市内を練り歩く。大太鼓、小太鼓、笛、三味線のこの囃子は、祗園祭りの囃子を取り入れている。また、山車のほかに100台を超す樽神輿が繰り出し、郷土芸能も約30団体が参加して鹿踊、神楽権現舞などを繰り広げる。 |
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◇起源・由来
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「花巻まつり」は、文禄2年(1593)、この町開町の祖・北 松斎を敬い、 町民が山車を作り、町内を練り歩いた事が最初だといわれている。
現在は、市民参加のまつりとして盛大に行われ、 400年の伝統を誇る花巻の一大イベントとされている。 |
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◇風流山車
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花巻まつりの呼びものの風流山車。
京都祇園まつりの鉾に似た屋形山車は、本来”岩山を本体とし、見物人など そばにいる人に今にも頭から崩れ落ちるかと感じさせるものが本物”とされ山車
づくりにはかなり特殊な技術が必要とされています。
豪華な山車が年々増え、町全体が華やぎます。 |
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◇花巻ばやし
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花巻囃子は岩手の代表的祭囃子の一つ。
祇園調を漂わせる大太鼓・小太鼓・笛・三味線の調和、独特の三味線のメロディーが特徴。
花巻囃子には行進囃子と停車囃子の2種類があり、現在の花巻囃子は行進囃子。 |
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◇鹿踊り
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鹿踊は、村の平安を祈願し、悪霊を追い払う行事が舞踊化されたもの。
県内各地で踊られる鹿踊は、太鼓踊り系と幕踊り系にわけられますが、 花巻では前者にあたり、腹に太鼓を下げ、各踊り手が歌をうたい太鼓を
打ち鳴らしながら踊るのが特徴。
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◇樽神輿
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花巻まつりの呼び物の1つ。
花巻地方に伝わる神輿は、樽の形をしていることから一般的に樽神輿と 呼ばれている。
花巻まつりには欠くことのできない風物で、年々参加台数も急増している。 |
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◇神 楽
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花巻市内に伝承されている神楽は、山岳信仰に基づく修験者集団によってもたらされた山伏神楽がその主流を成しており、市内の神楽を云い伝えによる伝承経路から概観すると、早池峰神楽岳系、円万寺神楽系、和賀大乗神楽系に大別することができます。いずれの系統の神楽も、演目の最後には、祭神の権化である獅子頭を捧持して舞う権現舞が演じられ、民衆の願望である社会安穏、除災招福、五穀豊穣などを祈念し各地に伝承されています。 |
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◇400年記念山車
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花巻郡代の北松斎が四日町に町場を開いた文禄2年(1593年)から数えて400年にあたる平成4年に、その記念事業として明治時代につくられていた祇園祭の鉾(ほこ)に似た屋形山車を復元しました。
この屋形山車は総ヒノキづくりで高さ13メートル、総重量は約3トン、最上部にあるのが城の天守閣を模した「屋形」、入母屋造り2層の屋根はすべて漆塗りです。一部に「軒唐破風」と呼ばれる独特の様式を取り入れており、金具類は金箔が張られたほか、彫刻を施した欄間など豪華さを売りものにしています。
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